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【痙縮】ボツリヌス療法
脳卒中の後遺症などの痙縮(けいしゅく)に対してポツリヌス療法を行っております。
「痙縮」とは・・・
「痙縮」とは手足の筋肉が緊張しすぎてつっぱったりこわばったりする状態です。ボツリヌス療法は、つっぱったりこわばったりしている筋肉にお薬(ボツリヌス製剤)を直接注射して、症状を和らげる治療法です。
「痙縮」の主な原因
・脳血管障害 ・無酸素脳症 ・脳性麻痺 ・脊髄損傷 ・頭部外傷 ・多発性硬化症 など
ボツリヌス療法とは?
ボツリヌス療法とは、ボツリヌス菌が作り出す天然のたんぱく質(ボツリヌストキシン)を成分とする薬を筋肉内に注射する治療法です。ボツリヌストキシンには、筋肉を緊張させる神経の働きを抑える作用があります。そのためボツリヌストキシンを注射すると、筋肉の緊張を和らげることができます。ボツリヌス菌そのものを注射するのではないため、ボツリヌス菌に感染する心配はありません。
ボツリヌス療法の効果は?
ボツリヌス療法によって、次のような効果が期待できます。
●手足の筋肉がやわらかくなり、曲げ伸ばしがしやすくなることで、日常生活動作の制限が軽減されます。
(手を洗いやすくなる、装具がつけやすくなる、くつが履きやすくなる、など)
●リハビリテーション(ストレッチ含む)を行いやすくなります。
●関節が固まって動きにくくなったり、変形するのを防ぎます(拘縮予防)。
●痛みをやわらげる効果が期待できます。
●介助の負担を軽減することが期待できます。(着替えの補助、衛生ケアがしやすいなど)
(手を洗いやすくなる、装具がつけやすくなる、くつが履きやすくなる、など)
●リハビリテーション(ストレッチ含む)を行いやすくなります。
●関節が固まって動きにくくなったり、変形するのを防ぎます(拘縮予防)。
●痛みをやわらげる効果が期待できます。
●介助の負担を軽減することが期待できます。(着替えの補助、衛生ケアがしやすいなど)
ボツリヌス療法 スケジュールと内容
ボツリヌス療法の効果持続期間は通常3~4ヶ月間です。その後は徐々に効果が消えていきます。治療を止めると痙縮は元の状態に戻ってしまう為、年に数回繰り返しボツリヌス療法を受ける必要があります。ただし治療間隔や治療期間は人によって異なります。
ボトックス注射部位
痙縮の見られる筋肉に注射します。注射部位は患者さんによって異なりますが、一度に数カ所注射する場合もあります。
ボツリヌス療法の費用
○ | ボツリヌス療法は保険が適応されますが、投与量や自己負担の割合によって金額が異なります。 |
○ | 身体障害者手帳の受給者証をお持ちの方で、現在医療費が無料の方は、自己負担がありません。 |
○ | 上下肢の痙縮を対象とした場合、 3割負担で約70,000円~100,000円、 1割付負担で約20,000円~40,000円となります。 |
○ | また、ボツリヌス療法の持続期間は通常3~4ヶ月なので、年2、3回ボツリヌス療法を行うことが必要な場合があります。 治療間隔や治療回数は個人差がありますので、医師と相談してください。 |